ちいのび

知育をのびのびと♪7歳娘、4歳息子をグローバルに育てたい!公立育ち30代ママのブログ

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帰りたいつらい駐妻はとにかく一時帰国!帰ろう!


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駐妻って、病みませんか?


こんなはずじゃなかった、思い描いていた生活と違う、でも諦めたら負けな気がする、そんな気分になっていませんか?

 

私は、当時3歳と生後3か月の子どもを連れて、タイに駐在妻としてやってきた、30代ママです。

 

周りのキラキラしている駐妻さんたちだって、人それぞれ期間や重さに違いはあれど、みんな精神的にツラい時間を過ごしてきているんじゃないかと、今は思っています。

 

とにかく、ツラいなら帰ったらいいんです!
とりあえず一時帰国、すべきです!

 

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私がツラかった時期は、「駐妻 帰りたい」「駐妻 ツラい」などのネガティブキーワードばかりググっていました。


国が違っても、他の人の体験談を読むことで、あぁ自分だけじゃないんだなとか、共感できたのを覚えています。


だから、このブログも誰かの心の役に少しでも立てばいいなと思います。

 

 

最初は本当にツラかった

タイに来て初めの頃(年単位で・・・)は、本当に病みました。

 

最初の3か月は、右も左も何もかも分からない状況ではあったけど、引っ越しで気持ちはハイになってるし、やる気も十分。

 

4か月ぐらいで、友達に「そっちの生活どう?」って聞かれたら、ちょっと慣れてきたかなって言えるようになって、5か月ぐらいで病んでいることに気がつきました。

 

半年経った頃は、こっちの生活に慣れたって言った手前、なかなか精神的にやられているという気持ちを表に出すことが出来ませんでした。

 

「駐妻なんて楽しそうでいいなあ」「タイっていいよね」なんていう悪気の無い友達の言葉が、グサリと胸に刺さったり。

 

旦那に気持ちを吐露しても、激務のせいであまり相手にしてもらえませんでした。

 

今思えば、産後クライシスと重なった部分もあったんだと思います。

 

「なんで付いてきてしまったんだろう、単身赴任にしてもらえばよかったかな。
日本に帰りたい。

 

でも帰りたくない(だって、適応できなかった、負けた、諦めたなんて思われたくない)。

 

高いフライト代も、ワンオペで子ども2人と飛行機に乗る大変さもどうでも良く、8か月で日本へ一時帰国しました。

 

一か月ほど滞在し、トゲトゲしていた心がスッと楽になっていったのを覚えています。

 

何がツラいか

私の場合は、生後すぐの息子を置いて旦那が先に赴任する形だったので、渡航までは新生児+3歳児のワンオペ育児でした。


「タイに行ったら、ワンオペが解消される!」

 

ワンオペの中での海外引っ越し準備は本当に大変で、心から二度とやりたくないと思います。

 

でも、そんな大変な日々を乗り越えれば、ワンオペ解消だ!あと何日だ!ってカウントダウンしながら過ごしていました。


期待感たっぷりに赴任して、その落差がすごかったんです。

 

激務の旦那が家事育児をしてくれることなんて、平日は皆無。
休日は、最初こそ気遣ってくれたものの、少し経てば、疲れているからと朝はゆっくり起きて、どこかに出かけるのも気乗りしないという有り様。


早く慣れたい、色々知りたい、子どもたちに充実した時間を与えてあげたいとの気持ちで、いろんなところに出かけたいのに、意見が合わなくてウンザリでした。

 

大変なことだらけ

外に出れば言葉が通じない、どこに行けば何を買えるのかが分からない、スーパーの野菜が何なのかがよく分からない。


ワンオペ乳幼児2人連れで、横断歩道の無い道路を横断、車道をベビーカー&抱っこひもで走行、慣れない交通手段、帰り道に2人とも昼寝。

 

洗濯機の性能は悪い、お風呂のお湯は自動で張れない、シャワーの温度は安定しない、部屋の床が硬い、飲み水を頻繁に買わないといけない。

 

ざっと思いつくだけでもこんなに大変なことが浮かびます。
毎日毎日、ほとんど子どもしか会話相手がいないんです。


日本語で自然にいっぱい話したい!必要な事務連絡とかじゃなく、たわいもない話で盛り上がりたい!

 

幼稚園のパパ達

上の娘は3歳だったので、年少クラスからインターナショナルスクールの幼稚園に通いました。


日本人が少ないスクールですが、幸いなことに現地のママ友パパ友に恵まれ、毎日の送り迎えで顔を合わせて立ち話を楽しめる仲になりました。

 

でも、家庭を第一にするパパ達ばかりで、同じグループで仲良くしているメンバーの半数のパパは、お迎えにも同行。


金曜日の放課後に誰かのお家で集まろうもんなら、母子で参加しているのは大体うちだけ。
土日にどこかへ一緒に出掛けても、いつもいないのはうちの旦那だけ

 

日本だと気付かなかったかもしれない、自分のワンオペさにどんどん虚しさが募ってきました。

 

今思えば、シッターさんを雇えば良かったんです。
もし3人目を産むなら、間違いなくシッターさんをお願いします。


中流以上の階級で、抱っこひもでいつも赤ちゃんを抱えているタイのお母さんって、あんまりいないんです。
頼れるものにはどんどん頼って、外注して、自分の生活を充実させている印象のお母さんばかり。

 

旦那にはきっと伝わらない

2人目が生まれてすぐの赴任だったので、後から考えれば、産後クライシスだったんだと思います。


ツラい気持ちを押し殺していては、自分が本当につぶれてしまうので、旦那にもツラいと何度も伝えました。

 

でも、なんだかんだでどうにかこなしてしまう私を見ていた旦那に、ちゃんと意図が伝わっていることはありませんでした。


旦那は旦那で新しい仕事に取り組んでいて、激務。
家に帰ってまで疲れさせないでくれよ、というのが本音だったと思います。

 

こんなにツラいんだ、分かってくれるよね、って思っていても、きっと伝わりません。
伝わってません。


ツラいなら、とにかく一時帰国した方がいいです。

 

休日の方がツラい

そんな駐妻のツラい気持ちを分かってくれない旦那なんて、いない方が楽なんですよね。


しんどいけど、平日朝と夕方~夜の一番忙しい時間もこなして、どうにか自分のペースで進める家事育児。

 

休日になって、夜更かしした上で、朝はのんびり寝ている旦那。
何か少しお願いしようもんなら不機嫌で、でもそこにいるから、気にして行動しないといけない。


いないなら諦めがつくけど、いるのに役に立たない。
おまけに、本当に疲れているのは重々承知しているけど、俺は仕事大変なんだオーラを出される。

 

はっきり言って、土日が苦痛でした。
ワンオペな平日の方が過ごしやすいって、家族として、夫婦として、ダメすぎる状態ですよね。

 

駐在妻の気持ちなんて分かるわけない

だからね、結局分からないんですよ。
駐在妻がどれだけ大変か、日中会社で日本人とコミュニケーション取りながら働ける駐在員の旦那には。

 

慣れない土地で、日常生活を「普通に」送れるように、日用品を揃えたり、たまにしか使わないけど無いと困るものを手に入れたり(排水溝が詰まったときに使う薬品とか)、この努力がどれだけ精神を削られているかが。

 

そして、お金だけどんどん使う生活をしている自分に、何の価値があるんだろうという気持ちを抱えるツラさが。


キラキラしているように見える駐妻が、ランチ、カフェ、習い事、ネイル…などに勤しんでいるけど、それも全部ただお金を使うことであって、自分の存在価値って何だろうって悩んでしまうということが。

 

一時帰国でもいいから帰るべき

特に最初の一年目は、慣れたような気分になっても、病むことがあると思うんです。

 

帰りたいって言ったら負けな気がして、素直に認められない気持ちもありませんか?

 

でも、とりあえず一時帰国の計画を立てて、フライトを取ってみたら、そこに向けてなんとか頑張る気持ちが湧いてくるんじゃないかと。


5年など駐在期間が決まっていても、なぜか終わりが見えない気持ちになりませんか?
1年経てば一時帰国の権利が出来るし、そこまで待たなくちゃって思っていませんか?

 

今はコロナ禍で、一時帰国が本帰国になってしまうかもしれません。


でももうそんなことは気にせず、一時帰国しちゃいましょう!
私はそれでどうにか気持ちが繋がっていました。

 

私を引き留めていたもの

タイへの駐在が決まったとき、私の中に単身赴任の選択肢はありませんでした。


家族は一緒にいるべきだと思っていたからです。
特に子どもが小さいうちに父親と離れてしまうと、いないことが当たり前になって関係が希薄になるんじゃないかと考えました。

 

それに、海外赴任って楽しそう!いろんな経験が出来そう!なんてワクワクした気持ちだったんです。


すっごく前向きな気持ちで引っ越してきました。
なのに、病んだんですよね。

 

こんなことになるなら付いてきた意味が無いんじゃないか、日本にいたらよかったんじゃないかと毎日毎日考えていた私を引き留めていたのは、娘が頑張って幼稚園に通っていたという事実でした。


もし、娘が幼稚園に馴染めないなどツラそうにしていたら、間違いなく帰国していたと思うんです。

 

幸いママ友との関係も良好で、幼稚園への送り迎えは大人と接触できるチャンスであり、毎日の楽しみでした。


英語は苦手な私だけど、仲良くしてくれるママ友たちのおかげで、日本へ帰らずにすみ、今があるなと思っています。


(実際は、英語が苦手なせいで外国人と話すこと自体がストレスにもなっていましたが、それを超えるほどの精神的メリットがあったので、毎日の送り迎えを選択して本当に良かったと思っています。
ストレスがストレスを超えるという異常事態…)

 

今の気持ち

駐在妻となって3年が経った今、まだまだ帰りたくないというのが正直な気持ちです。


あれだけツラかった日々が嘘のよう。
娘は完全にスクールに馴染んでいるし、息子も幼稚園に楽しく行き始めました。

 

下の子が3歳になり、だんだん手がかからなくなってきたことも理由の一つ。
大抵のものをどこで買えばいいか分かるようになったし、日常生活で不便を感じることが激減したからだと思います。

 

子どもたちはパパ大好きだし、今となっては、あの時耐えてよかった、タイに居続けることを選んでよかったと思っています。


単身赴任にしていたら、子どもたちはきっとパパのことを今ほど好きじゃないでしょう。

 

やっぱり、あの一番ツラかったときに、日本へ一時帰国をすることを選んでいたのが良かったと感じます。


子どもを2人連れて帰っていたので、計算したくないほどフライト代を使いましたが、あれが無ければ私の気持ちがつぶれてしまっていたと思うんです。

 

一時帰国してリフレッシュできれば、また戻って頑張ればいい。
またツラくなったら、すぐ一時帰国すればいい。


何回かしているうちに、あれ?ちょっとツラさが減ったかもって思えたら、ラッキー。

 

特に今は、コロナ禍で、なかなか楽しみも見つけられませんよね。
一時帰国から現地に戻るハードルは高いですが、ツラい環境からあえて逃げるのも、心の健康には必要ですよ!

 

あの頃の私みたいに苦しんでいる駐在妻さんに、届きますように。。。!

 

ダンスが好きな方には、これもストレス解消にいいかもしれません。参考まで…

mirumaria.hatenablog.com