ちいのび

知育をのびのびと♪7歳娘、4歳息子をグローバルに育てたい!公立育ち30代ママのブログ

<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれていることがあります。

非英語圏駐在で子どもが現地語(タイ語)も学習中!英語一本よりお勧め


スポンサーリンク>

アジア圏(非英語圏)に海外赴任の辞令。
「子どもの幼稚園はどうしよう?」
「せっかくだから、インターナショナルスクールに入れて、バイリンガルを目指したい!」
「現地語も学ばせた方がいい?不要?」
約4年前に、タイの学校(幼稚園)選びで悩み、検索してもなかなか情報を得られませんでした。

こんにちは。
6歳と3歳を育てている、30代ママです。

駐在で、現地語(我が家はタイ語)を子どもに学ばせるべきか?
結論から言うと、私は子どもにタイ語を学ばせています。
この選択をして本当に良かったので、是非お話させてください。

f:id:mirumaria:20210127144101j:plain

インターナショナルスクールを調べると

我が家は、当時3歳と0歳の子どもを連れて、タイに赴任してきました。
いくつか学校を調べる中で、英語100%のインターナショナルスクールだけでなく、タイ語と半々で教えるスクールもあることが分かりました。

見たことも聞いたこともないタイ語

日本に住む大半の方は同じだと思いますが、私は辞令が出るまで、タイ語を一切聞いたことも見たこともありませんでした。

そんな、マイナー言語であるタイ語、学ぶことに意味はあるのか?
タイ語に時間を裂くより、英語習得に注力したほうがいいんじゃないか。
大事な幼児期は、日本語教育も疎かにできないから、第3言語なんてやっている場合じゃないんじゃないか、と。

限られた赴任期間で、何を学んでほしいか

駐在期間は、限定的です。
1、2年程度では無いけれど、10年近くも住むわけではありません。
我が家は、その後、スライドで違う国に行く可能性はあまりなく、日本へ帰国することになります。

数年間過ごす、吸収力が高く大切な幼児期を、どのような環境に置くか。
これまで海外経験は一切無かった私ですが、そこをよく考えました。

英語は習得できたらラッキー

赴任が決まった時、「英語教育できる!ラッキー!」と思った私ですが、必ずしも子どもを英語ペラペラにしたいわけではありませんでした。
当時は、小さい頃からの早期英語教育にはやや否定的な意見を持っていて、子どもに英語を教え始めたのは2歳を過ぎてからでした。

そんなに簡単にバイリンガルになれる訳ないだろうし、ましてや幼児期の数年間だけインターに通っても、帰国すれば抜けてしまうと思いました。

日本の幼児なら、するであろう経験を

だったら、日本にいたらそうするであろう経験を積んで欲しいと考えたのです。
例えば、公園で出会う子と、気が合えば一緒に遊んでほしい
レストランで店員さんに話しかけられたら、たわいない返しをしてほしい、と。

街中の看板、貼り紙、商品に目をやったり、コンビニのレジでのやり取り、店内放送に耳を傾けて、日常生活を送ってほしい
そんな普通の生活を送りながら、得られるものって、きっとあると思うんです。
視野を広げて、いろんなことを得てほしいと考えました。

タイという国を知ってほしい

それに、縁あって、数年間お世話になる国です。
その国の現地語を学ばずして、何が分かるのだろうか。
数年とは言え、少なくない期間住む国のことを、分かろうとしないのはどうなのか。
これからグローバルな子に育ってほしいと思うのなら、その国の文化も心から理解してほしいと思うべきなのではないか、と。

幼児期のたった数年間で、英語が完璧に身につくはずがないんです。
タイにいて、英語しか学ばなかったら、日本に帰って何が残るのでしょうか。
転勤族で、出身地がはっきりしない子どもたち。
これから「どこ出身?」と聞かれたら、「幼児期はタイに住んでいたよ」と答えるでしょう。
「じゃあ英語できるの?タイ語も?タイってどんな国?」
「英語もタイ語も出来ないよ、小さかったから忘れちゃった」なんて、寂しすぎます。
もし言葉が残らなかったとしても、その地に溶け込んで過ごした数年間で、心に何か少しは残してあげたいと思いました。

我が家の実体験

そうして、英語とタイ語と半々で学ぶインターナショナルスクールに入学した娘(当時3歳)。
0歳でタイに来て、毎日の送迎や、娘が友達と遊ぶ場に連れていかれていた息子。

予想を超えたタイ語習得

娘は、こちらの年少クラスから入学しました。
1年目は、まさかの英語よりもタイ語が上回る状態になっていました。
これは、年少クラスだと、クラスメイトのタイ人もまだ英語が上手に話せないために、タイ語を聞く機会が多かっただろうことが理由だと思います。
2年目ぐらいからは、周りの子も英語が上達して、友達との会話が英語になっていきました。
すると、本人も「英語の方が得意」と言うようになりました。
とは言え、授業の半分はタイ語で受けているので、聞いて理解する力は十分に養われていると見えます。

小学校過程に上がって、タイ語の読み書きの練習も増えてきた今は、簡単な貼り紙や商品名を読むことができるようになっています。

現地の人との何気ない交流

恥ずかしがり屋の娘は、あまり知らない人と会話をしたがりません。
店員さんに話しかけられても、うなずくぐらいのことが多いです。
それでも、タイ語が分かるので、たわいないコミュニケーションを取ることが出来ています。
例えば、室内遊び場で同じ歳頃の子と少し遊んでみたり、たまに店員さんに「お会計お願いします」と言ってくれたり。

一方、息子は年少クラスに入って半年が経ちました。
これまでの日常生活で、タイ語をたくさん耳にしてきています。
娘の友達と一緒に遊ぶことも多く、彼にとってタイ語は日常そのものに見えます。
簡単で短い言葉しかまだ喋れませんが、店員さんや私のママ友に話しかけれられると「ちがーう」「うん」「お腹いっぱーい」などの返しで、コミュニケーションを取っています。

英語に偏りすぎないメリット

前回の記事に書きましたが、幼児に外国語教育をすると、日本語が心配になります。
その点、英語100%のインターと比べて、英語に接する時間が短くなることが、メリットになっている部分もあります。
(↓前回の記事も是非読んでみてください↓)

mirumaria.hatenablog.com

 

子どもは2人とも日本語優位です。
また、バイリンガル教育をしているインターなので、学校や先生たちの理解があります。
バイリンガル教育にとって、まずは母語が大事だと指導されているし、親は自分の母語(たとえ日本語でも)で話しかけるようにとも言われています。
友達には、我が家のように3か国語を使う子も多くいます。
中には、タイ以外の国際結婚で、4か国語を使う子もいます。

もちろん親の姿勢も大事

子どもを学校に放り込んで、じゃあ後はよろしくー!じゃ、上手くいかないと思います。
私は、自分もタイ語の勉強をしています。
リスニング力、スピーキング力なんて、娘の足元にも及ばず、いつもダメ出しされていますが。。。
親も現地をリスペクトしている姿勢、学んでいく姿勢を見せることは、すごく重要なことだと考えています。

このような環境で、大切な幼児期を過ごさせることができるのは、ラッキーだしとても恵まれていると思っています。
お読みいただき、ありがとうございます。