満3歳で幼稚園入れる?保育無償化はどこまで?3年保育と4年保育
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【2020年8月24日更新】
こんにちは。ご訪問ありがとうございます!
「子どもがもうすぐ3歳になるけど、幼稚園に入れるべき?」
「3年保育と4年保育では何が違うの?」
「幼稚園の入園準備はいつからすればいいの?」
「保育無償化はどこまで無料?」
乳児の頃の慌ただしさも少しずつ落ち着いて(違う忙しさも出てきて)、
そろそろ幼稚園のことが気になるパパママにお届けします!
幼稚園の対象年齢
幼稚園によって受け入れている年齢に違いがある
幼稚園は、年度初めに3~5歳の子どもを午前10時から午後2時まで預かるのが基本です。
そして多くの園では満3歳児を受け入れており、さらに2歳児を受け入れている園もあります。
年度初めに 5歳 → 年長
4歳 → 年中
3歳 → 年少
2歳 → 年々少
となります。
満3歳とは?
「満〇歳」とは、一般的に使われる「満年齢」の数え方です。
ちなみに、これと異なる「数え年」というのは、生まれた年の年齢を1歳として、元日が来るたびに1歳年をとる数え方です(みんながお正月に1歳年をとります)。
あなたが普段、「今、何歳?」と考えるときの年齢は「満年齢」です。
例えば、2019年8月10日生まれの子どもは、2020年8月10日に誕生日がきて「満1歳」になります。
(法律上は、8月9日の午後12時に年をとることになります。)
2017年8月15日生まれの子どもは、2020年8月15日には「満3歳」になる、ということです。
入園年齢の例(2017年、2018年、2019年生まれ)
参考に、来年度からの入園における、誕生日の早見表を載せておきます。
来年度(2021年度)
年々少(2歳児) 2018年4月2日~2019年4月1日生まれ
年少(3歳児) 2017年4月2日~2018年4月1日生まれ
年中(4歳児) 2016年4月2日~2017年4月1日生まれ
年長(5歳児) 2015年4月2日~2016年4月1日生まれ
再来年度(2022年度)
年々少(2歳児) 2019年4月2日~2020年4月1日生まれ
年少(3歳児) 2018年4月2日~2019年4月1日生まれ
年中(4歳児) 2017年4月2日~2018年4月1日生まれ
年長(5歳児) 2016年4月2日~2017年4月1日生まれ
2023年度
年々少(2歳児) 2020年4月2日~2021年4月1日生まれ
年少(3歳児) 2019年4月2日~2020年4月1日生まれ
年中(4歳児) 2018年4月2日~2019年4月1日生まれ
年長(5歳児) 2017年4月2日~2018年4月1日生まれ
保育無償化はどこまで無料?
幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無償化されます。
幼稚園については、月額上限2.57万円です。
無償化の期間は、満3歳になった後の4月1日から小学校入学前までの3年間です。
(注) 幼稚園については、入園できる時期に合わせて、満3歳から無償化します。
(内閣府 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/musyouka/gaiyou.html)
満3歳の場合だけ、ややこしい制度になっています。
1号認定 → 満3歳から無償化の対象
2号認定 → 満3歳ではなく、3歳児クラスから無償化の対象
つまり、幼稚園か認定こども園の幼稚園部に通う場合は、満3歳から無償化の対象となります。
(保育所か認定こども園の保育園部に通う場合は、年少にならないと無償化の対象になりません。)
そして、幼稚園の預かり保育(認定こども園1号の預かり保育も含む)は、満3歳では駄目で、3歳児クラスから無償化の対象となります。
(ただし、市民税非課税世帯は満3歳から無償化の対象です。)
(参考:いわき市 http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1563496739665/index.html)
幼稚園の入園準備
スケジュール
1歳ごろ~
情報収集
まだまだホームページが充実していない園もあります。
地域での口コミは、とても有意義な情報も入りますが、偏った意見になることも。
中には、プレ保育やプレプレ保育に通っていないと入りにくい園もあるようです。
通える範囲の幼稚園が、どういった募集の仕方をしているか、優先枠で埋まるのかそうではないのかなど、少しずつアンテナを張って情報を集めていけるといいと思います。
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入園前年度4月ごろ~
プレ保育(プレ幼稚園、未就園児クラス)
その年の入園児が落ち着いた5月ごろから始まる園も多いようです。
週に1~2回で曜日が決まっているところ、月水、火木など選べるところ、月に1~2回など、頻度は幼稚園によって違います。
気になる幼稚園があれば、まずは行政のホームページで確認したり、電話で問い合わせたりしてみましょう。
プレ保育の前年度終わりから、募集要項が掲載されることが多いようです。
活動時の親の服装は、動きやすいものが◎。座ったり外遊びをしたりするので、汚れてもいい公園に行くときのような格好がおすすめです。
↓
入園前年度6月ごろ~
幼稚園の見学
気になる幼稚園には、実際に見学に行くのがおすすめです。
幼稚園によっては、年間で見学日が設けられているところもあります。
そうでなければ、問い合わせてみるのがいいですね。
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入園前年度9月~10月ごろ
説明会、願書の受け取り
多くの幼稚園では、説明会の日程が設定され、そこで願書が配られます。
子連れが不可な場合、子どもも連れてくるように言われる場合など、幼稚園によって異なるので要チェックです。
私が参加した説明会では、子どもも一緒に行き、親が説明を受ける間は先生が体験保育をしてくれる形式でした。
また、服装ですが、幼稚園によってまちまちです。
よく書いてあるのが紺色の…だったり、きれいめの格好で…ということでしたが、田舎だったこともあって、デニムのお父さんやカジュアルなお母さんばかりでした。
プレなどで、事前に雰囲気を掴んでおけると尚いいですね。
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入園前年度11月ごろ
願書提出、面接
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数日後
合格発表、手続き
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入園前年度1月~3月ごろ
入園説明会
3年保育と4年保育の違い
幼稚園教育要領
幼稚園教育要領(ようちえんきょういくようりょう)とは、文部科学省が告示する幼稚園における教育課程の基準のことである。
幼稚園教育要領は、幼稚園または認定こども園で実際に教えられる内容とその詳細について、学校教育法施行規則の規定を根拠に定めている。国立園、公立園、私立園を問わずに適用されるが、実際の状況では、国公立園に対する影響力が強い一方で、私立園に対する影響力はそれほど強くない。
(Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%E6%95%99%E8%82%B2%E8%A6%81%E9%A0%98)
幼稚園教育要領は、概ね10年ごとに改訂されていて、最新版は平成29年のものです。
特に今回の改訂では、5歳児修了までに育ってほしい具体的な姿が、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」として記載されました。
3歳児、4歳児それぞれの時期にふさわしい指導の積み重ねが、この「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」につながっていくとの考え方があります。
この姿をふまえて教育課程が編成されていくわけですが、これ以上の具体的な教育方法がここに明示されているわけではありません。
つまり、幼稚園によって教育方針はまちまちであり、特に私立の場合は園長先生の考え方、理念、そしてそれが先生たちに行き届いているかということが、指導方針に大きく影響してきます。
満3歳児クラスでは何をするか
最近では多くの幼稚園が、保護者の要望に応えて、満3歳児の学年児のみでクラスを編成しています。
しかし、園によっては年少(一つ上)のクラスに途中から入り、次の4月に改めて年少としてスタートする、「年少に混ざる(満3歳) → 年少 → 年中 → 年長」という受け入れ方をしているところもあるようです。
通常、多くの幼稚園では、年少で入園するまでにオムツを外さないといけないかと思いますが、満3歳児クラスでは、トイレトレーニングも一緒に行ってくれるところが多いようです。
また、制服の購入も年少からで、満3歳児は私服で登園、改めて次の4月から制服を着て入園式に参加、という流れの園もよくあります。
満3歳児(4年保育、年々少)は、プレ保育の2歳児とは異なり、正式な入園となります。
ですので、毎日登園し、集団活動、個人活動、給食やお弁当と、3年保育の年少さんのように幼稚園生活を送っていくことになります。
ただし、園によっては、年々少の間は幼稚園バスを利用できず、保護者の送り迎えが必要となることもあるようなので、確認が必要です。
クラスの人数
幼稚園設置基準により、「1学級の幼児数は、35人以下が原則」と定められています。
認定こども園においては、以下の記載がありました。
ただし、満3歳以上満4歳未満の子どもの学級は、子どもの数が20人を超える場合は2人以上の保育者を配置する必要があります。
(青森県 http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/kodomo/files/kijyun.pdf)
満3歳児クラスについては、20人までを定員にしている幼稚園が多いようです。
誕生日を迎えた4月生まれさんから順に入ってくるということで、最初は少なく、徐々に増えていくので、少人数で園にもなじみやすそうです。
何歳からがベストか
なぜ3歳から幼稚園?
これまで手をかけて育ててきた子どもも、3歳になると自分でできることが増えてきます。
自分で着替えたい、自分で読みたい、あれもこれも「自分で」「ひとりで」が多くなってくる時期です。
自己主張もますます強くなり、いろんなことに興味や疑問を持って考えるようになります。
おうちで、児童館で、親とくっついて遊んでいた子も、段々と周りのお友だちと遊ぶことが楽しくなってきます。
その自立心や知的好奇心をサポートし、人間関係を学んでいけるのが、幼稚園だということです。
子どものタイプによって違う
私には、娘と、3歳差の息子がいます。
娘の幼稚園を考え出した2歳の頃、私たちは毎日のように児童館に通っていました。
娘は自立心や好奇心はあるけれど、石橋を叩いて渡るタイプだったので、あまり自分から新しい世界へ飛び込んでいくことはありませんでした。
その頃第一希望だった幼稚園はとても人気があったため、満3歳で年々少クラスに入園するのが有利だと聞き(年々少から年少への持ち上がりで20人ほどが埋まってしまうのです)、4年保育の検討を始めました。
周りのママ友は、「早く幼稚園に入れたい」「もうこんなに走り回る子と毎日一緒じゃ大変」「この子のためにもお友だちと遊ばせてあげたい」と、4年保育に決めようとしている人がたくさんでした。
でも私は、毎日(大人しめな)娘と遊んでいて大変だとはあまり思わなかったし、まだ外にお友だちを求めているようには感じなかったのです。
いつも私と遊んでいることに不満は無さそうだし、私自身も自分でもっと娘の成長を見ていきたいと思いました。
ママ友の子どもの中には、ママの手をふりほどいて走っていく子、児童館でも先生と遊ぶのが大好きな子、お友だちのところへ躊躇なく入っていく子が多くいました。
そんな子どもの場合は、満3歳で幼稚園に入れてあげると、とても楽しめると思います。
周りの意見に左右されながらも、結局私の娘は満3歳で入園することはありませんでした。
その後、満3歳で入園したお友だちはとても楽しそうだし、子どもの発達やタイプによって、いつから入園するかのベストな選択は違うと感じています。
専業主婦で満3歳入園は贅沢?
娘を満3歳で幼稚園に入園させるか検討していたとき、ネックになったのは第一に費用でした。
(今は、保育無償化の対象なので、そこまで気にしなくても大丈夫だと思います。)
それに加えて、「専業主婦なのに子どもを早くから預けるなんて、手抜きじゃないか?」と躊躇する部分もありました。
娘と過ごすのがさほど大変でないとはいえ、毎日幼稚園に通ってくれたら、どれだけ自分の時間が取れることでしょう。
自分が楽したいだけじゃないか、まだ小さいのに負担じゃないか、と悩みました。
でも!今なら思います。
子どもが満3歳から幼稚園に行ってプラスになると考えるなら、専業主婦でも行かせたらいい!と。
ましてや今なら無償化の対象です。
親と子の両方にプラスになる選択をしたい
親だって子どもが生まれてから3年間、必死に頑張ってきました。
発達の差、性格の違いで個人差はあるものの、概ね3歳ごろには幼稚園に通って有意義に成長することが出来るようになっています。
子どもが幼稚園に行っている間、自分の時間が取れたり、そうでなくても家事がはかどったり、親にとってもメリットがうまれます。
親が、まだ子どもといたいなら3年保育にしてもいいと思います。
子どもに外の人間関係を作らせてあげたいなら、満3歳入園でもいいと思います。
一番子どもを見ているあなたと、その子どもの両方がハッピーになれる選択が正解になるのではないでしょうか。
読んでいただき、ありがとうございました。
幼稚園選びについては、また今度。